同人小説を書くからには、へっぽこなのは厭なんです。そこらの小説には負けないぜ、というようなものを書きたいわけです。だから色んな本を読んで語彙を増やし、表現を身につけたいのですが中々どうして、私には文才がありません。大昔、小説家になりたかったけど、やっぱり無理みたい才能ゼロ。早い段階で諦めてて良かったね、あの夢。
「guerilla」という大御所サイトさんは私の憧れ…背景も設定も細かい描写もどれもしっかりしてて、凄く魅力的。そこらのラノベには無い、本格派の匂いを感じます。すごいすなあ、すごいすなあ。私もあれくらい設定のしっかりした骨太の文章が書けるように、日々鍛錬せねば!
てなわけでまあ、とりあえず背景がしっかりしていないと、と思い、光秀と濃姫あたりの相関図を調べてメモしてみたりしました。あと年齢設定とかしてみたり。光秀は28でお願いします。帰蝶は29が良いです。完全な脳内おたく設定です、すみませんすみません。頑張って創作活動します。就活の良い息抜きです。早くHPに載せて、マイオタクHPを開設したいものだ。うむ。
(一部抜粋、タイトル未定、光秀&濃姫)
琉球から来たその男の笑顔は、太陽の光だけを浴びて作られたかように一遍の曇りも無かった。その笑顔を見て、人が陰と陽に分けられるなら、この男は間違いなく陽に属する人間だと思った。琉球の人間は皆、そうなのだろうか。昔から、仇っぽい笑い方をする娘だの、陰のある女子だの、幸福にはなれない顔の童だのと呼ばれてきた自分には、陰無くにこやかに笑う人間が羨ましく、また少し怖くもあるのだ。
そこまで考えてふと、人に忌まれながらも男を惹きつけていた己の笑い顔を、ただ素直に「愛い」と褒めてくれた少年を思い出す。よく遊んでいた、ひとつ年下の従弟。父上のお気に入りだった。少しまともでは無い所もあるにはあったが、少なくとも自分のことを好いていてくれた。優しい子、だった。数年後には変わり果ててしまった、あの少年。桃丸。
もう何処にも居ない小さな従弟の幻影を振り払い、手に持っていた組み紐に視線を落とす。藤と濃紫の琉球硝子があしらわれた繊細な組み紐だ。貰ったとき、寂しい色だ、と思った。琉球の男は、誰かにあげると良いと言った。結わえる程に髪の長い男など、一人しか知らぬ。斯様に寂しい藤の色と、斯様に禍々しい濃紫が似合う者など、あの男しか居ないでは無いか。蒸し暑い日に、邪魔そうに長い髪を払っていた男。蛇に良く似た白髪の男。
「光秀にでも、あげようかしらね…」
そう呟いて、組紐を日に翳す。太陽の光を飲んだ硝子玉は、妖気を湛えた輝きを帯びていた。
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FF7:主任&若社長
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BLEACH:マユリたん…!(ハァハァ)
ソウルイーター:シュタイン博士
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